【ポケモン剣盾】人事を尽くして勝利を掴むためには【あみゅ氏】

今日も今日とてアローラ!

前回(GOTCHA!で振り返る感動【ポケモンSM/USM】 - みなみのことうから)約一万文字で私にとっての第七世代を綴ったのだが、その半分を占めたあみゅさんに関して嬉しい内容・続報があった。


私のポケモン対戦実況の中で、最高峰だと思っているシリーズである人事シリーズが剣盾にて復活したのだ。

ニコニコ動画リンク
【ポケモン剣盾】真・人事を尽くすアグノム厨 DAY1【勝率3割からのRe:START】 - ニコニコ動画
YouTubeリンク
https://m.youtube.com/watch?v=pU5ubCtRSAk

※私はニコ厨なので、ニコニコ動画をオススメしますが、あみゅさんにご飯代を上げたい方はつべを開きましょう。
※無断転載等で問題がありましたら、お手数ですが、ここのコメント欄に直接お願い致します。

ただし、昨日投稿されたDAY1は失礼ながら普通の対戦実況に留まってしまっているように感じた(期待しすぎとも云う)。

勿論、昨今の商品レビューと化した実況動画(と呼んで良いのかも判断しかねるが)と比較すれば、特定のポケモン固執せず──アグノム厨というタイトルなので言葉は矛盾しているものの──しかも直接対戦と関係のない内容を話すということが少ないのは意味があるだろう。

だが、何故そうなっているのかを考えることは出来る。

結論から云うと、高いモチベーションの維持より深い観察旧人事(七世代)と新人事(今世代)の間に以前と比べると損なわれてしまったからだろう。

恐らくそれはあみゅさん自身が一番痛感していることで、再びこの企画を立ち上げたきっかけで語っている。

・最終日ぐらいの貪欲さをもっと日頃から出せていれば全然違う結果だったのでは?
・レートに向き合う以前に精神的余裕が無かった(気がする)

私の中で後者は普段の動画のみではあまり推し量ることが難しいのだが、あみゅさん自身も「気がする」と懐疑的だ。

ただ、これも前者の「貪欲さ」に歯止めがかかっていたと考えると一応の納得は得られそうだ。

話を戻すと、旧人事の良かった点は
①徹底した型や並びの把握
②特に終盤だが、緊張感のある態度
③常に話し続けている

あたりだと思う。

以下に理由を述べていく。

①の型や並びの把握は、多くの構築記事を読み込んだり、実戦の経験を積んでいくことによって培われるものであり、自分のパーティが相手に勝利するために乗り越えなくてはならない問題を出来るだけ具体的かつ明確にする際に土台となる基礎知識に相当する。

具体的には役割対象を明確にする、ダメージ量からの型の判別、最終的な勝ち筋の追い方、ケアすべき行動などに生かされる(ただし、人事の終盤になると、構築相性が悪いなどの状況を加味して「人読み」という更に上の要素も含まれてくるが)。

②の緊張感は非常に重要な要素だ。

緊張感とは、フィールドに出た時に発動する特性で、相手のきのみの効果を…

ではなく、良く聞く内容かもだが、過度な緊張(ストレス)は思考の視野を狭めるため追うべきではないが、ある程度の緊張は思考を弛めずに常に勝利への道筋を立て、同時に敗北に繋がる行動の抑止に貢献する(これを正しく考えるための判断材料、根拠として①の知識が大前提となってくる)。

また、何事においても緊張するのは、自分がそのことに一定以上の自信・やる気を持っていて、それが失敗するのではという恐怖や不安が行動として表れるのだ。

つまり、今回の場合、「勝ちたい」という貪欲さがあるからこそ負けは怖いのだ。

だから、身が入っていない対戦では考えることをそこそこにして選出もするし、直感的に技選択をする。

何も直感が全て悪とは思わない──直感とは今までの経験によって培われた無意識的な思考結果だからだ──が、TODによる敗北という特殊な状況以外では思考時間をしっかりと取れることを頭に入れるべきだ。

③の話し続けるは【ポケモンUSM】アグノム厨-6-【レートを溶かした際に行う正しい対処法】 - ニコニコ動画の回でも力説しているが、思考の整理の一助になるのだ。

実況というスタンスをとっている以上当たり前のように思えるかもしれないが、言葉に出すことで自分の考えの間違いに気付きやすくなる効果も期待出来、もう一度考える機会を与えてくれるだろう。

ちなみに、あみゅさんが大会などで「考えろ」と言っているときは戦略がまとまっていないときなので、ミスを誘発しているかもしれない(検証はしていないが)。


長くなってしまったが、以上三つのことを欠かしていないときのあみゅさん(誰でも該当出来るのだが)は強いし、考えがブレない。

だが、翻って昨日の動画は勝率こそ決して低くはない──序盤の勝率3割は目を瞑るにしてもだ──が、目指すところにはまだ遠いように思われる(もし、それでも結果を出していたら他に理由があるのだろう)。

何故か。

簡単だ。

①、つまり戦略を立てる際の大前提となる型の把握を怠っていた所為だ。

良く分かるのが第一試合のブリザポス対面(地面技の有無やトリル展開)や第三試合のガラルファイヤー対面(弱点保険持ち)だ。

ただ、そうは云っても勝てる試合もある。

事実両試合とも型判別に時間はかかっているが、勝利している。

流石は新最実の主催だからか?

そうではない(部分的にはそうなのかもしれない)。

それは今まで培ってきたアドリブ力(りょく)の高さと、相手よりも思考の精度が上回っていたこと(誹謗中傷したいのではない)、ちょっとした地雷要素(アッグ)のおかげだろう。

だが、以前のあみゅさんならパーティの見せ合い段階で触れられる範囲の内容だったように思える。

私のことがただの押し付けがましい厄介な奴に見えるかもしれないが、それだけ凄いものを持っていたから、また発揮して欲しいという期待のために書いた。

この記事をもし本人に見つけてもらえるなら、それ以上に色々な構築記事を読んで勉強しているだろうから嬉しい限りである。
















人事シリーズを再開してくれたあみゅさん、炎上はする割に尻に火がつきにくいあみゅさんを焚き付けてくれた記事(【USUM】s18使用構築 あみゅ偽装パーティ - reika-po blog)を書いてくれた方ありがとうございます。